止水栓の閉め方：知っておきたい基本操作

止水栓は、水漏れや水回りのトラブルが発生したときに水の供給を止めるために使う重要な設備です。洗面台やトイレ、キッチンなどの個別の水回り機器の止水栓を閉めることで、その部分だけの水を止めることができます。この記事では、止水栓の役割と場所、止水栓の具体的な閉め方について詳しく解説します。

止水栓の役割と設置場所

止水栓は、特定の場所への水の供給を停止するための設備で、水漏れの応急対応や修理時に活用されます。たとえば、トイレや洗面台が水漏れしたとき、その場所の止水栓を閉めると、家全体の水を止めずに部分的に水を止められます。

止水栓は以下のような場所に設置されています：

• トイレ：トイレタンクや便座の近く
• 洗面台：洗面台の下部のキャビネット内
• キッチン：シンク下の収納スペース内
• 浴室：バスルームの蛇口やシャワー付近

止水栓の閉め方

止水栓の閉め方には、使用する止水栓のタイプによって若干の違いがあります。以下に、一般的な止水栓の種類ごとの閉め方を紹介します。

1. マイナスドライバー式の止水栓

このタイプは止水栓の中央にマイナス溝があり、マイナスドライバーを使って開閉を行います。トイレや洗面台の止水栓によく見られるタイプです。

閉め方の手順：

1. 止水栓の中央にある溝にマイナスドライバーをセットします。
2. 時計回りにドライバーをゆっくり回して、水を止めます。
3. 水が完全に止まるまで回し、きちんと閉まっていることを確認します。

2. ハンドル式の止水栓

ハンドル式は、つまみを回して開閉するタイプの止水栓で、キッチンや洗面台などで見られることが多いです。

閉め方の手順：

1. 止水栓のハンドルを時計回りにゆっくり回します。
2. ハンドルが回らなくなるまでしっかりと閉めます。
3. 閉まった後に蛇口をひねって水が止まっているかを確認します。

3. レバー式の止水栓

レバー式の止水栓は、レバーを倒すだけで開閉ができるタイプで、比較的新しい設備に多く見られます。

閉め方の手順：

1. レバーを90度回転させるか、下向きに倒して水の供給を止めます。
2. レバーが完全に止水位置にあることを確認します。
3. 水が止まっているかを確認するため、蛇口をひねって水が出ないかチェックしましょう。

止水栓の操作時3つの注意点

止水栓を閉めるときは、以下のポイントに注意してください：

• 無理に回さない：硬くて回らない場合は、無理に回さないようにします。止水栓が長期間動かされていないと、固くなって動かしにくいことがあります。無理に回すと破損の原因になるため、緩みづらい場合は潤滑剤を使うか、専門業者に依頼するのが安心です。
• 水が出るか確認：止水栓を閉めたら、水が止まっているか蛇口で確認します。もし水が漏れている場合は、止水栓がきちんと閉まっていない可能性があるため、再度締め直してください。
• 定期的に確認：普段から止水栓の場所や状態を確認しておくことで、トラブル時に慌てずに対応できます。年に1〜2回は止水栓を開閉しておくと、固着を防げます。

まとめ

止水栓は、水漏れや修理時に部分的に水の供給を止められる重要な設備です。マイナスドライバー式、ハンドル式、レバー式といったタイプがあり、時計回りに回すと水が止まります。止水栓を閉める際は無理に力をかけないように注意し、普段から止水栓の位置や状態を確認しておくといざという時に安心です。