ニップルや蛇口も！洗濯機から発生する水漏れの修理方法を大公開

洗濯機から水漏れが発生した場合は、すぐに修理が必要です。水を大量に使用する場所で水漏れが起こると、重症化しやすいからです。この記事では、水漏れの原因と発生箇所、また修理方法と業者に依頼した場合の相場について紹介しています。

箇所別！洗濯機の水漏れが発生する原因

洗濯機の水漏れの多くは、部品の接続に問題があって発生しています。まずは蛇口やニップル、給排水部をチェックしてみましょう。

蛇口の劣化

洗濯機を使用するときは、蛇口から給水します。蛇口は消耗品で、一般的に10年が寿命とされています。

10年以上使っている蛇口は、水漏れが起こりやすいと考えてください。ハンドル部分にガタが生じている、三角パッキンの傷みが激しい、などはよく見られる老朽化サインです。

ニップルの劣化

洗濯機のジョイント部品の一つがニップルで、蛇口と給水ホースをつなぎ合わせています。ここに緩みが生じていたり、口金パッキンが劣化していたりすると、ニップルから水が漏れてしまうのです。

給水ホースの劣化

給水ホースは長年使い続けると、亀裂が生じることがあります。ホースの寿命は蛇口より短く、一般的に5～6年です。交換せずに使い続けていると、いずれ必ず損傷・水漏れが発生すると考えてください。

排水部のトラブル

洗濯で使用した水の排水時も、水漏れが発生することがあります。排水ホースがしっかりと接続されていない、排水ホースに亀裂が生じて水が漏れる、排水口にゴミが溜まっているなどの原因が考えられます。

箇所別！洗濯機の水漏れトラブルの修理方法

洗濯機の水漏れは、蛇口やニップルの調整・交換で解消することが多いです。給排水ホースが傷んでいる場合は、まるごと交換しましょう。

蛇口の水漏れ修理方法

多くはハンドル部分のナットの緩み、またパッキンの傷みによって水漏れが起こっています。ナットの緩みを解消するコツは、そのまま締めるのではなく、ナットを外してから再度取り付けることです。

ハンドルのガタを解消しても水漏れが止まらない場合は、パッキンを交換してみましょう。まずは適合するパッキンを調べてから、ホームセンターなどで購入してください。

ニップルの劣化による水漏れ修理方法

ニップルの接続が悪い場合は、締め直しすれば直ります。ニップルには2つの種類があり、4つのネジ型はプラスドライバー、一体型はモンキーレンチで調整できます。

上手に接続するコツは、ある程度緩めてから締め直すことです。4つネジ型のニップルは、口金パッキンの摩耗により水漏れが生じることもあり、この場合はパッキンを交換してください。

もしくは、4つネジ型・一体型ともに、ニップル本体を交換する方法もあります。ニップルはそれほど高い部品ではなく、安いものだと数百円で購入できます。

給水ホースの劣化は交換で対処

給水ホースに亀裂が入っているようなら、ホースを交換してください。パッキンに傷みが見られる場合も、給水ホース本体を交換するのがおすすめです。パッキンの劣化が目立ってきたら、給水ホースの寿命も近づいていると考えられるからです。

排水部の不具合を調整する

排水ホースの取り付け具合を確認し、緩みがあるならば接続し直しましょう。排水ホースに亀裂が見られるなら、ホースを交換する必要があります。排水口にゴミや汚れが蓄積している場合は、液体パイプクリーナーで溶かしてください。

洗濯機の水漏れトラブルを業者へ依頼すると費用はどれくらい？

部品の価格、作業の難易度で修理費用が決まります。簡単な調整だと数千円、大々的な修理だと3万円を超えることもあります。

蛇口に原因がある場合

蛇口の調整をするだけで解消する場合は数千円、蛇口交換は2～3万円程度が相場です。特に壁に水栓が埋め込まれているタイプは、配管の位置変更が必要になるなど時間を要します。また、壁紙を元通りにする必要もあり、3万円以上かかることも多いです。

ニップルを交換する場合

洗濯機の水漏れ修理の中でもニップルの交換は安価で、1万円程度が修理費用の相場となります。ニップル本体は数百円から販売されていますが、それに出張料金や作業料金が上乗せされるため、1万円程度になるのです。なお、出張・作業料金0円はありえないことで、0円を謳っていても総費用の中に盛り込まれています。

給水部や排水部の不具合

給水ホースを交換する場合は、1～3万円程度が相場です。大手修理業者と比べると、個人で運営する業者は安い傾向があります。

排水ホースの交換は、1～2万円程度が相場です。排水口のつまりを解消する場合は、5,000円～1万円程度かかります。

汚れが重度で高圧洗浄が必要なケースは、3万円以上かかることもあります。

まとめ

洗濯機が水漏れしたときにチェックしたい場所は、蛇口とニップル、そして給排水部です。部品の緩みやズレ、また摩耗などが主な原因です。

これらの部品調整・交換はプロでなくても行えますが、部品選択のミスや接続不良などのトラブルは少なくありません。確実に修理するには、やはりプロに任せるのが一番です。