キッチンの排水溝に発生するドロドロの正体とは？解消する方法や予防策も！

キッチンを使っていると、排水口に謎のドロドロの物体が溜まってきます。

このドロドロの正体は一体何なのでしょうか？
そして、ドロドロをなくす方法や事前に予防する方法はないのでしょうか。

今回は、以下のポイントに沿ってキッチンのドロドロを詳しく解説します。

・キッチンの排水口に現れるドロドロの正体
・排水口のドロドロを解消する方法
・事前に行えるドロドロ発生の予防方法

この記事を読めば、キッチンのドロドロはすぐに解消できますし、そもそも発生させなくすることも可能となります。
丁寧にわかりやすく解説していきますので、是非ご覧ください。

キッチンの排水溝に潜むドロドロの正体とは？

気づいたら排水口に溜まっているドロドロとしたものの正体は、主に以下のものが挙げられます。

雑菌

雑菌は食品を扱うキッチンにおいて、どうしても発生を避けられません。
菌が、排水口に落ちたごみや食材のカスを腐らせてしまい、ドロドロの物体になります。

食べかすや洗剤カスに含まれる油脂

料理をしたあとに出る鍋やフライパンの油、食後のお皿についた油を洗うと、排水溝に流れていきます。
油は水に溶けないので排水溝にこびりついて、掃除をしないでいるとドロドロになっていくのです。

酸化したカルシウム

水に含まれているカルシウムが排水溝はもちろんのこと、排水管にまでこびりつきます。
これが参加するとドロドロとした物質になっていくのです。

これらが複合的に混ざり合って、あのドロドロを発生させています。
水が流れにくくなり悪臭も発生するこのドロドロですが、無くす方法がありますので次項でご紹介します。

キッチンの排水溝のドロドロを解消する方法

排水溝のドロドロは、その発生原因によって対策方法は様々です。
以下に主な対策をまとめたので、一つひとつ試してみましょう。

塩素系漂白剤を使用する。

油は酸性なので、アルカリ性洗剤、中でも塩素系漂白剤が効果的でしょう。
有名なものですと、キッチンハイターがおすすめです。

排水溝に塩素系漂白剤を吹きかけ、20〜30分ほど放置してから水でよく洗い流します。

ただし、使用する際は窓を開けて換気扇を回しましょう。
そして、ゴム手袋を使用して洗剤に直接触れないようにします。

重曹とクエン酸を使用する

重曹はアルカリ性なので、排水溝に溜まった油にとても効果的です。
また酸性のクエン酸は、菌が増えるのを防ぐ効果があります。

まず重曹1カップ分を排水溝にいれ、その後にクエン酸を0.5カップ分振りかけます。
1時間から2時間ほど放置したあとに、70度ほどのお湯で流しましょう。

液体タイプのパイプクリーナーを使用する

食べかすには、パイプクリーナーが効果的です。
かなり刺激の強い洗剤なので、よく注意しながら掃除して下さい。

キッチン排水溝に直接パイプクリーナーを注ぎ、1時間ほど放置してから50度前後のお湯で洗い流します。

他の洗剤と混ぜてしまうと有毒ガスが発生する恐れもあるので、注意が必要です。

キッチンの排水溝にドロドロを発生させないための予防策とは？

排水溝にドロドロが発生すると掃除が大変ですし、何より悪臭を放ちます。
できれば予め対策を講じて、発生を防ぎたいですよね。

事前にできる予防方法を3つご紹介します。

適切な洗剤の量を心がける

前述した通り、洗剤のカスはドロドロ発生の原因です。
一般的に適している洗剤の量は、水1リットルに対して0.75mlと言われています。

洗剤を使いすぎず、適切な割合で使用するようにしましょう。

食べかすや油を排水溝に流さない

ドロドロ発生の原因の一つである、食べかすや油。
つい排水溝に流してしまいがちですが、きちんと掃除して直接ゴミ箱に捨てるように心がけましょう。

細かいことですが、キッチンを使うときにこれを意識するとだいぶ改善されます。

排水溝に専用ネット・炭やアルミホイルでぬめりを防ぐ

いくら気をつけていても、食べかすの流出を完全に防ぐことは不可能です。
そこで排水溝専用のネットを取り付けることにより、ごみの侵入を防ぐことができます。

また、炭やアルミホイルを排水溝にいれておくと、金属イオンが発生して殺菌や除菌ができるので是非試してみてください。

キッチンの排水溝のドロドロ対策まとめ

キッチンの排水溝にドロドロが発生したら、正確に原因を突き止めることが重要です。
そして、その原因に合わせて適切な対処方法を行うことにより、悪臭を放つドロドロを解消することができます。