自分でできる網戸の修理方法と手順、必要な道具

網戸は日常生活で使われるうちに、破れやたるみ、フレームの外れなどの不具合が発生することがあります。自分で修理することで、コストを抑えながら簡単に快適な状態を取り戻せます。本記事では、自分でできる網戸修理の具体的な方法、必要な道具、失敗しないためのコツを紹介します。

網戸修理にかかる費用の目安

• 網（ネット）交換用シート：500円～2,000円/枚（サイズと素材により異なる）
• ゴムパッキン（押さえゴム）：200円～500円/本
• ローラー（押さえゴム用工具）：500円～1,000円
• トータル費用：1,500円～5,000円（道具や網のサイズによる）

DIYで修理すると、業者に依頼するよりも半額以下で済むことが多いです。業者に依頼すると、1枚あたり5,000円～10,000円程度かかることがあります。

自分でできる網戸の修理手順

1. 必要な道具を揃える

• 交換用の網（必要なサイズを測って購入）
• 押さえゴム（パッキン）（古いものと同じ太さのものを用意）
• ローラー（押さえゴムを溝に押し込むための工具）
• ハサミ・カッター（余分な網を切るため）
• ドライバー（網戸のフレームを取り外す場合）

2. 古い網とゴムパッキンを取り外す

• 網戸を外し、平らな場所に置きます。
• 押さえゴムを溝から引き抜き、古い網を取り除きます。ゴムが劣化している場合は、新しいものに交換しましょう。

3. 新しい網をフレームに固定する

• フレームより少し大きめにカットした網をセットします。ピンと張った状態でフレームの上に置きましょう。
• 網の上から、溝に押さえゴムを仮置きし、網がずれないようにします。

4. 押さえゴムをローラーで押し込む

• ローラーを使って、網の端に沿って押さえゴムをフレームの溝に押し込みます。まずは一辺を固定し、次に反対側を張りながら固定します。四隅がたるまないように、均等に張りましょう。

5. 余分な網をカットする

• 網をすべて固定したら、余った部分をカッターで切り取ります。フレームに沿ってゆっくりと切ることで、見た目もきれいに仕上がります。

6. 網戸を元の位置に戻す

• 網戸を元のフレームに取り付け、開閉がスムーズにできるか確認します。ゴムのゆるみや網のたるみがないかもチェックしましょう。

修理が必要な場合の網戸の不具合と対処法

1. 網が破れている
部分的な破れなら、網戸補修テープで応急処置が可能です。大きな破れの場合は、全面交換がおすすめです。

2. 網がたるんでいる
押さえゴムを一度外し、網をピンと張り直して再固定します。ゆるんだゴムは交換するとより効果的です。

3. フレームが歪んでいる
フレームが大きく曲がっている場合、新しいフレームに交換するか、修理が難しい場合は業者に相談しましょう。

4. 網戸の滑りが悪い
網戸の滑りが悪い場合、レールの掃除や滑りを良くするためにシリコンスプレーを使うと改善します。

DIYと業者依頼の比較

DIYのメリットとデメリット

メリット

• 費用を大幅に削減できる
• 自分のタイミングで作業できる
• 必要な道具を揃えれば、次回以降の修理も簡単

デメリット

• 慣れていないと網がたるみやすい
• カットや押さえゴムの取り付けに手間がかかる
• 広い網戸の施工は時間がかかる

業者依頼のメリットとデメリット

メリット

• プロの技術で仕上がりがきれい
• フレームの交換や特殊な施工も対応可能
• 短時間で完了する

デメリット

• 1枚あたり5,000円～10,000円の費用がかかる
• スケジュールの調整が必要

DIYで失敗しないための3つのコツ

1. 網をしっかり張る
網がたるむと見た目が悪くなるため、反対側を引っ張りながら固定するのがポイントです。

2. ゴムのサイズを確認する
押さえゴムが細すぎると網が固定されず、太すぎるとフレームに入らないことがあります。元のゴムと同じ太さのものを用意しましょう。

3. ローラーを使いこなす
ゴムを押し込むときに力加減を均等にし、端から順に進めることで、きれいに仕上げることができます。

まとめ

網戸の修理は、道具を揃えればDIYで手軽にできるリフォームの一つです。自分で修理することで費用を抑え、必要なときにすぐメンテナンスができます。初めての方でも、正しい手順を守ればきれいに仕上げることが可能です。

ただし、フレームの歪みや大規模な破損がある場合は、業者依頼も検討するのが安心です。自分でできる部分はDIYで挑戦し、快適な住まいを維持しましょう。