調光ガラスは光を調整するガラス！交換する費用相場も解説

電力によって見え方を操作できるのが、調光ガラスです。
現代的なガラスで、透明な状態から不透明な状態へと切り替え、プライバシーを守ることもできます。

交換費用に問題がなければ、部分的にぜひ採用したいガラスといえます。

調光ガラスの特徴

電力を使ってガラスの中間膜を操作し、見え方を変えられるのが調光ガラスです。
透明な状態から半透明、さらには不透明な状態へと切り替えることができます。

これによって光の入り方を変えることもでき、室内の雰囲気も調節できます。
完全な遮光も、紫外線のシャットアウトもできる、非常に優秀で現代的なガラスです。

ちなみに調光ガラスは中間膜にいくらか分厚さがあります。
これによって通常の窓ガラスよりは強度が高められ、防犯性にも優れます。

調光ガラスはプライバシー保護にも最適

ガラスの役割として、プライバシー保護もあります。
すりガラスなどは、かつてそのような役割も果たしてきました。

中を見えにくくすることで、秘匿性を守りながら話し合いができます。
調光ガラスは今その最先端をいくガラスといえます。

完全に外部からの見え方を不透明にした状態であれば、私的な話や重要な会議もできます。

スクリーンとしても使える

調光ガラスのメリットは、光の加減の操作だけではありません。
実は調光ガラスは、映像を投影するスクリーンとしても使えます。

重要な会議で全員の目に映るものを共有したいならば、調光ガラスが役に立ちます。
また別にスクリーンを取り付ける費用を考えるならば、調光ガラスをスクリーン化してしまったほうがいいかもしれません。

ただし投影のためのプロジェクターはもちろん必要となります。
スクリーンとしての用途を考えると、また調光ガラスの魅力はぐっと大きくなります。

調光ガラスを導入すると電気代はどれくらい削減できる？

調光ガラスを使えば、ある程度の電気代の節約が見込めます。
たとえば、電気を使わずに室内に光を取り込みたい場合は、調光モードをオフにして自然な透明状態にすればよいだけです。

この状態では電気をつけっぱなしにするよりも電気代が浮かせられます。
その場所が南向きで日当たりが良い状態で、かつ屋内が広ければ広いほど電気代節約となるでしょう。

調光ガラスの使用時には電気代がかかる

調光ガラスは電気を使うことで半透明、不透明という状態を作り出すものです。
その明度も微妙に操作することができます。

しかし使用中はもちろん調光ガラス全体の電気料金がかかってきます。

ガラスの中におよそ三層ある膜の、中間膜に電気を流して見え方を変えるのが調光ガラスです。
よってこの中間膜に電気を流す分、電気代が発生します。

ただし使用外のときにはオフにすることで、もちろん電気代はかかりません。
こまめな切り替えを行うことで、節約ができます。

調光ガラスへ交換する際の費用相場

調光ガラスの取り付けにあたってもっとも大きな課題は、交換費用です。

これには機能や面積によって大きな開きがあるので、一概にこれくらいと断言することができません。
小窓くらいの大きさでも10万円以上とも言われれば、掃き出し窓サイズとなると1枚30万円とも言われます。

部分的に採用することでいくらかコストを抑えられるので、費用を安く抑えたいならば、調光ガラスの面積をなるべく小さくする方法を考えるべきでしょう。

電気技能士の作業が必要となるので、その人件費もかかります。
取り付けの工賃も相当費用かかると思わなければなりません。

工事を一括で全面的に行うことで、いくらかボリュームディスカウントが得られると思われます。

まとめ

調光ガラスは光の加減を変え、不透明化することによって屋内のプライバシーを高められます。
また映像を投影するスクリーンとしても使用でき、利便性は非常に高いものです。

ただし取り付けには一定以上の費用がかかり、安いものではありません。
使い道をよく考えて導入を検討したいものです。