フロントガラスにかかる修理（リペア）料金とは？DIYも可能なの？

「飛び石でガラスが割れた！ どうしよう…」

愛車のガラスが割れてしまったら、焦ってしまいますよね。
でも、慌てないでください。

場合によっては、リペアで修理できる可能性があります。

リペアとは、ガラスの傷や欠けを専用の樹脂で修復する技術です。
交換よりも費用が安く、短時間で施工できるというメリットがあります。

しかし、リペアにはいくつかの注意点もあります。
傷の大きさや深さによっては、リペアできない場合もありますので、まずは専門業者に相談することをおすすめします。

本記事では、車のガラスリペアの費用相場やリペアのメリット・デメリットについて詳しく紹介します。
愛車のガラスを賢く修理して、快適なドライブを楽しみましょう！

フロントガラスの修理費用はどれくらい

車のフロントガラスの修理費用は、車種によって異なりますが、最大で10万円程度です。
一般的な相場では、5万円～と考えておくとよいでしょう。

軽自動車でも新品なら5万円、中古ならもう少し抑えることができます。
ただし工賃が上乗せされ、そこから1万以上高くなることもあります。

修理費用が5万円～10万円以上という差はどこで生まれるのかは、以下のポイントです。

フロントガラスのサイズ

価格の内訳として大きな要因となるのはフロントガラスのサイズです。
軽自動車の方が安く、普通自動車の方がそれよりは高く、より大型車になればもっと高額になり会社となると取り寄せ費用などがかかってもっと高額になってきます。

新品か中古か

車のフロントガラスは中古のものを取り付けることもできます。
リアガラスも同様パーツ取りした中古のものは、いくらか新品よりは安くなります。

新品であれば高く、中古であれば比較的安いという単純な話です。

電気配線類の取り付け

フロントガラスにはカーナビやドライブレコーダーの配線が通っています。
特にカーナビの配線の調整はフロントガラスの脱着と共に必ずやり直さなければならないものなので、ここにプラスの工賃が生じて高くなるわけです。

傷ついたフロントガラスは自分で交換することは可能？

DIYでフロントガラスの交換をすることはできるのでしょうか？
結論から言えば、できないことはありません。

しかし「できないことはない」という通り、あまり個人の手による作業が推奨されるものではありません。
フロントガラスの取り付けは、そもそも取り外しからして難易度が高いものです。

その上自分で取り付けして、カーナビの配線も調整するには高い技術が要求されます。
そもそもフロントガラスを望む形で仕入れることができるかも微妙です。

基本的にフロントガラスの交換はプロの手にゆだねるべきものです。

修理が必要なフロントガラスに保険は適用される？    

フロントガラスの修理には、自動車保険を使うこともできます。
自動車保険の「車両保険」に入っていれば、たとえば車を傷つけたときの板金塗装やパーツ交換の費用のように、フロントガラスも修理することができます。

その際の自己負担額は、加入者に瑕疵がなければ基本的にゼロとなるでしょう。

ただし任意保険を車両保険で使うことには、いくらかのデメリットもあります。

車両保険で修理すると保険料が高くなる

自動車保険の車両保険は、使ってしまうと翌年以降の契約が高額になってしまいます。
たとえば窓ガラスリペアの費用が2万円かかったとして、翌年保険料が3万円高くなってしまうのはあまりにナンセンスです。

ただしフロントガラスの修理は、ガラスの破損修理の中ではもっとも高額なものです。
新品交換に10万円以上かかってしまうならば、車両保険を使うことも考えましょう。

いざというときのための保険なので、使わないのはもったいないことです。
しかし軽症であればリペア屋さんに自分で持っていった方が安上がりかもしれないので、ひとまず保険会社に連絡しながら対応を決めるとよいでしょう。

等級が下がることも

実は以前まではフロントガラスの破損について、飛び石が原因の場合は、保険の等級について下がるか据え置きかが各社で異なりました。
しかし2013年の改定以来、基本的に現在は各社で飛び石などでのフロントガラス修理は等級ワンランク下げという対応になっています。

自動車保険は無事故無違反ノートラブルで等級が上がって保険料が下がっていきます。
未来のことまでトータルで考えるならば、フロントガラスの破損で車両保険を使うのは良い選択ではないかもしれません。

まとめ

フロントガラスは自分で修理することが難しいガラスです。
そのため、フロントガラスに何かトラブルがあった際は専門のガラス業者へ依頼しましょう。