フロストガラスとは？すりガラスとの違いや特徴などを徹底解説！

「すりガラスはなんとなく古臭い…もっとおしゃれなガラスが欲しい」

そうお考えの方、多いのではないでしょうか？
確かに、すりガラスは目隠し効果には優れていますが、どこか殺風景な印象を与えてしまうこともあります。

しかし、そんな方にこそおすすめしたいのが、フロストガラスです。
フロストガラスは、すりガラスと異なり、表面が滑らかで上品な質感なのが特徴です。

光を柔らかく拡散する効果もあり、空間を優しく包み込んでくれます。
そこで本記事では、フロストガラスの特徴やメリット、そしてインテリアとしての活用方法などを詳しく紹介します。

フロストガラスで、ワンランク上の空間を演出しましょう！

フロストガラスとは？すりガラスとの違いも

昔からある、家屋の中を見えにくくするためのすりガラスですが、今ではその上位互換版としてフロストガラスが登場しています。
すりガラスの弱点を全面的に克服したもので、費用がやや高くなる以外は、すべてすりガラスの上をいっていると言っていいでしょう。

すりガラスと比べると、フロストガラスには以下のような特長があります。

フロストガラスの長所

◾️濡れや衝撃に強い

すりガラスの弱点は、加工面が濡れてしまうと中が見えてしまうことです。
フロストガラスは、加工面が濡れても中が見えません。

◾️汚れがつきにくい

すりガラスの表面は、砂を吹き付ける加工によりざらざらとしています。
フロストガラスはその上からさらにフッ酸加工を施しており、さらさらとした手触りです。

すりガラスは加工面に凹凸があり、汚れが溜まりやすいのも弱点です。
フロストガラスは汚れがつきにくく、掃除しやすく、気持ちよい衛生状態を保てます。

◾️強度が高い

フロストガラスはすりガラスのサンドブラスト加工に足して、さらに表面をフッ酸加工することにより、窓全体の強度も高めています。
一般的な窓と比べると最大3倍～5倍程度の強さを持ちます。

覗き見対策、その他の防犯面でも非常に優れたガラスです。

フロストガラスへの交換はどれくらいの費用がかかる？

すりガラスの完全な上位互換ともいえるフロストガラスは、やはりその分高価なものです。
現在すりガラスである箇所をすべてフロストガラスに張り替えようと思えば、相応の費用がかかってきます。

面積やフロストガラスの質にもよりますが、以下がおよその張り替え費用目安です。

最小サイズで5000円程度

フロストガラスは最小20cm～30cmでも窓そのものが5000円くらいします。
小窓でもこの3倍ほどはあるので、15,000円プラス工賃で20,000円～が相場でしょうか。

仮にベランダの窓を全面フロストガラスにすると、20万円程度の費用がかかります。
もっともベランダの窓をフロストガラスにする必要性は少ないので、一般的な家庭の要所をこのガラスに張り替えるとなると、10万円～という相場になるでしょう。

部分的な目隠しなら5万円、全面的な入れ替えなら10万からとなりそうです。
ただしそれを補って余りある素晴らしい効果があるので、考え方によっては決して高い買い物ではありません。

フロストガラスの設置場所例

フロストガラスは主に目隠しの意味合いで使われます。
たとえば浴室やお手洗いの窓や、外に面した覗き見されやすい窓です。

窓から光を取り込みつつ、大通りに面していることから視線をカットしたい、といった場所でもよく使われます。
内部に取り込む光がとてもナチュラルで淡く、紫外線の刺激を和らげることができるので、強烈な日差しをカットできるのも魅力です。

その他テーブルなど家具そのものにフロストガラスがデザインとして使われている例もあります。
内部デザインでの使用例は、パーテーションやキッチンの目隠しなどでしょうか。

まとめて言うと、次のような部分がフロストガラスが良く設置される箇所です。

フロストガラスが利用される箇所

◾️目隠しが必要とされる部分
お手洗いや浴室や、通りに面した場所など

◾️家屋の内部でもプライバシーを守るべきところ
お手洗いの窓の一部、小窓など

◾️一般の店舗
目隠しをしたい全面的なガラス壁など

フロストガラスは厚みに応じて強度にも優れており、すりガラスよりも強いメリットがあります。
交換費用として考えると安価なものではありませんが、これから設置する建物にデフォルトで採用しようと思うならば、将来性も考えてフロストガラスを選択するのも賢明です。

まとめ

フロストガラスは衝撃や汚れなどに強い窓ガラスの一種です。
覗き見や空き巣対策にも優れているので、防犯対策として窓ガラスを検討している方にもおすすめです。