賃貸の窓ガラスが割れた…負担は誰？割れた時に取るべき行動も

窓ガラスが割れてしまった、そんな時に慌てて修理業者へ連絡するのはちょっと待ってください。
賃貸にお住まいの方は誰が費用を負担するのかケースによって変わります。

賃貸の窓ガラスが割れた時、対処法のポイントは3つあります。

・賃貸の窓ガラスが割れたら原因を特定することが重要！
・賃貸の窓ガラスが割れた時に取るべき行動
・窓ガラスの修理・交換にかかる費用相場

この後、詳しく解説していきますので困った時の参考にしてください。

賃貸の窓ガラスが割れたら原因を特定することが重要！

修理費用は窓ガラスが割れた原因によって管理会社やオーナーが負担する場合、入居者が負担する場合、または火災保険が適用する場合があります。
まずは、窓ガラスが割れた原因を特定しましょう。

ガラス割れの原因には主に5つあります。

窓ガラス自体の自然現象

室内と外とに急激な温度差が生じ、窓ガラスに負荷がかかって破損する場合があります。
このようなケースの修理費用は管理会社やオーナーの負担、もしくは火災保険が適用する場合が高いです。（火災保険の補償内容による）

自然災害や飛来物

台風により折れた枝が飛んできたり、誰かが外から投げたボールで窓ガラスが割れる場合があります。
このようなケースの修理費用は管理会社やオーナーの負担、もしくは火災保険が適用する場合が高いです。（火災保険の補償内容による）

空き巣や盗難

このようなケースの修理費用は管理会社やオーナーの負担、もしくは火災保険が適用する可能性が高いです。（火災保険の補償内容による）

入居者の過失による破損

家具や電化製品が倒れたり、投げたおもちゃが当たって窓ガラスが割れた場合は、入居者の過失となります。

物理的な衝撃で破損した場合は、入居者の費用負担の可能性が高いです。
ただし、火災保険が適用になるケースもあります。（補償内容による）

入居者の故意による破損

わざとハンマーを投げてガラスを割った場合は、入居者の故意として扱います。

故意による破損は、入居者の費用負担となります。
このようなケースの火災保険の適用はありません。

賃貸の窓ガラスが割れた時に取るべき行動

次に、賃貸の窓ガラスが割れてしまった時の行動を、流れに沿ってご案内します。

管理会社やオーナーへ連絡

まずは管理会社やオーナーへ連絡をしましょう。
窓ガラスの割れた状態と分かる範囲で原因を伝え、指示をもらってください。

次に、修理費用負担についても確認しましょう。
修理業者は管理会社やオーナーが手配するケースもあります。

写真撮影

火災保険の保険金請求やトラブル回避のために、写真撮影をしておきましょう。

・窓ガラスが割れた状態を室内からと、可能であれば室外から撮影する。
・窓の全体と割れた部分をアップにして数枚を撮影する。

火災保険の保険金請求については、加入している保険会社へお問い合わせください。

片付けと応急処置

ガラスの破片で怪我をしないよう、くれぐれも気を付けて行いましょう。

1．ガラスの破片をガムテープや掃除機で吸い取る。
2．軍手やグローブを嵌めて床を拭き取る。
3．割れた窓ガラスをビニールシートや段ボールで覆い、ガムテープなどで塞ぐ。

修理業者を待つ

管理会社やオーナーが手配するか入居者が連絡します。
修理業者と日時を打ち合わせて見積もりをもらい、修理を行います。

窓ガラスが割れた原因が分からない場合など、費用負担のトラブル回避のため管理会社やオーナーに立会ってもらうと良いでしょう。

窓ガラスの修理・交換にかかる費用相場

窓ガラスの修理や交換にかかる費用や時間は、ガラスの種類やサイズ・枚数など修理業者にもよりますが、相場を知っておくと安心です。

費用相場

賃貸の場合は比較的安いガラスが多く、ガラス1枚につき1～2万円程度です。
別途、出張費などがかかる業者もあるので、見積の内訳は必ず確認しましょう。

作業時間

作業をするスペースやガラスの枚数などによりますが、1～2時間程度となるでしょう。
見積もりした当日の修理対応は難しく後日となる場合もあります。

火災保険

窓ガラスの修理費用は、割れた原因により火災保険が適用されるケースがあります。
補償内容の確認と、管理会社やオーナー、入居者の保険のどちらを使うのかは加入している保険会社へ相談してください。

賃貸の窓ガラスが割れたら原因を正確に特定しよう！

賃貸の窓ガラスが割れた時、重要なのは割れた原因によって修理負担が誰になるか変わるということです。
一般的に自然現象や自然災害などは管理会社やオーナーの負担となり、入居者の過失や故意であれば入居者の負担になります。

窓ガラスが割れた時は、自己判断で修理せず速やかに管理会社やオーナーに連絡をして対処しましょう。