ペアガラスの内部結露はなぜ発生する？対処法や予防策まで徹底解説！

建物の窓やドアなどに使われるペアガラスは、断熱性が高くエネルギー効率が向上しますが、内部結露が発生することがあります。
チェックしたいポイントは以下の3つ。

・ペアガラスでも内部結露は発生する？
・内外別！ペアガラスに内部結露が発生した時の対処法
・ペアガラスの内部結露はどのような対策をおこなえば良い？

今回は、ペアガラスの内部結露がなぜ発生するのか、その対処法や予防策について詳しく解説します。

ペアガラスでも内部結露は発生する？

ペアガラスは一般的に断熱性が高いため、内部結露が発生する可能性が低いです。
特に寒冷地域では、外部の寒冷な気温と室内の暖房による温暖な気温との差が大きいため、内部結露が発生しやすい状態に。

また、室内の湿度が高い場合も内部結露が発生しやすく、湿度が高いとペアガラスの内部が冷えた際に湿気が凝結しやすくなります。

内外別！ペアガラスに内部結露が発生した時の対処法

結露がペアガラスに発生した場合、内部と外部で異なった対処法が必要です。

内部の対処法

室内外の温度差が大きくなると、ペアガラスの内部に湿気が凝結して結露が生じやすくなります。
対処方法を以下にまとめました。

・室内の湿度管理
・換気
・室温の調整

まずは、室内の湿度を低く保つことが重要です。
湿度計を使用して湿度をモニタリングし、湿度が高い場合は換気や除湿器を利用して湿度を調整しましょう。

また、室内を定期的に換気し、新鮮な空気を取り入れてください。
窓を開けて十分な通風を行うだけでも、湿気を排出することができます。

さらには、室内の温度を一定に保つことも内部結露の対処に役立ちます。
冷暖房の設定に注意し、急激な温度変化を避けるようにしましょう。

外部の対処法

続いて、外部における対処方法は以下です。

・タオルで拭く
・結露防止シートやスプレーを使う

結露が発生した場合は、まずはしっかりと乾いたタオル等で拭き取りましょう。

また、結露防止シートや吸水テープ、スプレーも効果的です。
ホームセンターなどで、購入可能ですので対策してみましょう。

価格はお店やメーカーによって様々ですが、1,000円〜3,000円ほどとお手頃価格で販売されています。

ペアガラスの内部結露はどのような対策をおこなえば良い？

ペアガラスの内部結露に対処するためには、以下の対策が効果的です。

定期的な換気

室内の湿度を低く保つために、定期的な換気が必要です。
窓を開けて新鮮な空気を取り入れ、湿気を排出することで内部結露を軽減できます。

特に日中、気温が上昇する際に窓を開けることで効果的です。

室温の調整

室内の温度を一定に保つことが重要です。
急激な温度変化は内部結露の原因となりますので、冷暖房の設定に注意し、室温を安定させましょう。

また、寒冷地域では、外部からの冷気侵入を防ぐために断熱カーテンやブラインドを利用してみてはいかがでしょうか。
これにより窓ガラス表面の冷却を抑え、結露の発生を防ぐことができます。

湿度管理

室内の湿度を適切に管理することも重要です。
湿度計を使用して湿度をモニタリングし、湿度が高い場合は換気や除湿器を利用して湿度を調整しましょう。

断熱性の向上

ペアガラスの断熱性を向上させることで、結露の発生を抑えることが可能です。
窓やドアの断熱材やシーリングの劣化が見られた場合は、補修や交換を検討しましょう。

窓まわりの注意

窓まわりの隙間や不良なシーリングが内部結露の原因となることがあります。
これらの部分を確認し、必要に応じて修理や補修を行いましょう。

低反射フィルムの利用

低反射フィルムを使用することで、窓ガラス表面の温度差を抑え、結露の発生を軽減できます。
特に寒冷地域や高温多湿な気候の場合に有効です。

ペアガラスの内部結露に注意しよう！

ペアガラスの内部結露は、気温や湿度の変化によって発生する可能性がありますが、適切な対策を行うことで軽減が可能です。
特に、換気や室内の温度調整は簡単に取り入れられますので、組み合わせて行うことをお勧めします。

費用をかけられる場合は、フィルムやブラインドなど断熱アイテムの投入もぜひ視野に入れてみてください。