賃貸の窓ガラスのひび割れは誰が責任を取るの？ケース別に実態をご紹介

「賃貸物件で窓ガラスのひび割れしてしまった」とお困りではないでしょうか。

賃貸物件での窓ガラスのひび割れの責任は、割れた原因によって異なります。本記事では、賃貸物件における窓ガラスのひび割れについて以下の流れで解説します。

・賃貸の窓ガラスがひび割れすると誰が責任を負うべきなのか？
・入居者が賃貸のひび割れした窓ガラスの責任を取るケースとは？
・賃貸の窓ガラスがひび割れした時に取るべき行動

この情報を通じて、賃貸物件におけるトラブルに効果的に対処する方法がわかりますので、ぜひ参考にしてください。

賃貸の窓ガラスがひび割れすると誰が責任を負うべきなのか？

賃貸物件での窓ガラスのひび割れた場合の責任は、割れた原因によって異なります。
そのため、どのような理由で割れたのか確認することが大切です。

責任を負う必要がないのは、自分が責任ではない場合の損傷です。具体的には以下のものがあります。

・住んでいる人以外で、外から投げられたボールなどによる破損
・空き巣や盗難による窓ガラス破損
・台風や地震などの自然災害による破損
・経年劣化による自然な破損
・熱割れ（室内外の温度差によるガラスのひび割れ）
・錆割れ（網入りガラスの金属部分の錆によるガラスの破損）

このような場合は、入居者が責任を負う必要はありません。ただし、不適切な対応を取ると、上記の場合でも、入居者の責任になることもあります。

入居者が賃貸のひび割れした窓ガラスの責任を取るケースとは？

入居者がひび割れした際の窓ガラスの責任を負うのは以下のケースです。

・入居者の故意によるガラスの破損
・入居者の過失（不注意）によるガラスの破損

例えば、家具や物を窓ガラスにぶつけてしまった場合や、入居者の子どもが遊んでいてガラスを割った場合などが該当します。
また、自然災害が原因によるものでも、窓ガラス以外のものに対しては、所有者が責任を取らなければいけないことがあります。

例えば、窓ガラスが割れたことをそのままにして、雨風が入り、家電製品が壊れてしまったなどの状態の場合は、入居者の不注意になる可能性が高いでしょう。

賃貸の窓ガラスがひび割れした時に取るべき行動

賃貸の窓ガラスがひび割れた際には、できるだけ早く適切な行動を取ることが大切です。
具体的には以下のように行動しましょう。

・原因を確認する
・早めに管理会社に連絡する

それぞれの内容について次で解説します。

原因を確認する

窓ガラスのひび割れが発生した場合、まずはその原因を把握することが重要です。
原因を調べておかなければ、誰の責任かが不明瞭になり、話が進みません。

管理会社に対しても伝えるべき内容のため、わかる範囲で原因を調査することからはじめましょう。
また、証拠として、状況がわかる写真を撮影しておくことも大切です。

早めに管理会社に連絡する

原因を特定したら、大家または管理会社に連絡しましょう。
連絡することで、今後の対応について指示や連絡があるはずです。

空き巣などの場合であれば、警察への連絡が必要になることもあります。

ガラスを掃除する

ガラスをそのままにしておくと危険なため、早めに掃除しましょう。
破片は細かく飛び散ることも多く、手袋を使い、できるだけ直接触れないようにすることが大切です。

また、ガラスのひび割れについてもガムテープなどで簡易的に補修します。

賃貸の窓ガラスのひび割れまとめ

この記事では、賃貸の窓ガラスのひび割れについて、誰に責任があるか、どう対処すべきか解説しました。

賃貸物件における窓ガラスのひび割れは、その原因によって責任の所在が異なります。
入居者に過失がなく、自然災害や経年劣化の場合は、管理会社側の責任になり、支払う義務はありません。

そのため、もしもの事態があれば、すぐに連絡し、適切な対処をする必要があります。