窓ガラスに水滴が発生するのはなぜ？抑制する対策や放置するリスクも！

窓ガラスに水滴が発生する主な原因は、温度差による結露です。
結露は住まいの耐久性を低下させますので、速やかな対処が求められます。

本記事で解説するポイントは以下の3つです。

・窓ガラスに水滴がつく原因
・窓ガラスの水滴の対処法
・水滴を放置するリスク

窓ガラスの水滴の原因や対処法のほか、放置した場合のリスクを解説します。

なぜ窓ガラスに水滴がつくのか？

窓ガラスの水滴の正体は主に結露です。
結露の発生条件を満たした場合、窓ガラスが濡れてしまうことがあります。

結露の原因は温度差

結露が発生する原因は、屋内と屋外の温度差と水蒸気です。

例えば室内の温度が高い一方、外の温度が低いと、温度差によって結露が発生しやすくなります。
また、屋内の湿度が高いなど空気中の水蒸気が多い場合、水分が凝固して結露になります。

屋内と屋外の気温差が激しい季節はもちろん、梅雨のようにジメジメした季節は特に注意しましょう。

結露は住まいに悪影響を及ぼす

結露は放置してしまう方も多いと思いますが、発見した時は速やかな対策が求められます。
放置すると黒カビの原因になるほか、木枠などの腐食につながるおそれがあります。

特に黒カビは危険で、アレルギーを引き起こすことに注意が必要です。
家族の健康にも影響しますので、後述の対策方法で結露の予防に努めましょう。

窓ガラスにできる水滴を対策する効果的な方法

窓ガラスの水滴で悩まされている方は、以下で挙げる対策を取り入れてみましょう。
完全に防ぐことは難しいですが、水滴の発生頻度を抑えることが可能です。

こまめに換気する

窓ガラスの水滴は、屋内外の温度差や湿度の影響で発生します。
温度差をなくして湿度を下げるためにも、定期的な換気をおこないましょう。

窓を開ける時間は数分でも問題ありません。
ただし、窓から冷気や暖気が逃げていきますので、冷暖房は止めておきましょう。

結露防止グッズを使う

結露防止グッズの利用もおすすめです。
窓ガラスに結露防止シートを貼ったり、結露防止スプレーを吹き付けたりすれば、水滴の発生を抑えられます。

結露防止シートの場合、一度貼れば数年間は効果が持続します。
一方、結露防止スプレーは窓に吹き付けるだけで済むため、シートが貼れない時に使いましょう。

除湿機を利用する

換気が難しい部屋や、結露防止グッズを使えない時は、除湿機を稼働させるとよいでしょう。
部屋の湿度を下げてくれるため、水滴の発生を抑えることが可能です。

冬は加湿器を使う家庭が多いと思いますが、結露が発生した際は除湿機を動かしましょう。
なお、除湿機を設置できない場合、エアコンの除湿（ドライ）機能でも代用が可能です。

室温を調整する

窓ガラスの水滴は、屋内外の温度差で生じるため、可能なら室温も調整しましょう。

特に冬は室温を高くしがちですが、20度前後で抑えておくのがおすすめです。
温度設定を高くしている場合、エアコンや暖房器具の設定を変更してみましょう。

窓ガラスにできる水滴を放置するリスク

窓ガラスに発生する水滴は、私達の健康や暮らしに悪影響を及ぼします。
対策するのは面倒という方も多いと思いますが、水滴を放置してはいけません。

黒カビが発生する

窓ガラスの水滴を放置した場合、サッシやガラスの隙間に黒カビが発生するおそれがあります。

先に触れたとおり、黒カビはアレルギー物質の一つです。
空気中にも飛散しますので、家族が吸い込んでしまうおそれもあります。

もし黒カビを吸い込んでしまった場合、健康に悪影響を及ぼす可能性も否定できません。
特にアレルギー体質の方は、健康リスクも高まるでしょう。

木が腐食してしまう可能性も

水滴を放置した結果、枠や柱、壁など木でできた構造物が腐食するおそれもあります。

水分は木を腐らせますので、放置すると住まいの耐久性が低下する可能性もゼロではありません。
もちろん短時間であれば問題ありませんが、状況を放置すれば腐食が進むリスクがあります。

柱や壁が腐食した場合、修理が必要になるでしょう。
そうならないためには、日頃から結露の防止に努めることが大切です。

窓ガラスの水滴まとめ

窓ガラスの水滴の正体は結露で、屋内外の温度差や水蒸気によって発生します。
こまめに換気したり、結露防止グッズを使ったりして結露抑制に努めましょう。

なお、放置すると黒カビが発生し、住宅の腐食が進むおそれがあります。
影響を抑えるためにも、しっかり結露対策をおこないましょう。