窓ガラスに使われる「ビート」とは？交換方法や違いなど徹底解説！

窓ガラスのフチのゴム部分の汚れやカビ、気になりませんか？
せっかく窓をきれいに拭いても、フチの部分が汚れていると気持ち悪いですよね？

そこで今回は、ビートの交換方法、費用、グレチャンやコーキングとの違いなど、分かりやすく紹介します。
本記事のポイントは3つ

・窓ガラスのビートとは？
・ビートの交換方法
・ビートを購入できる場所や費用

以上の3点について一つひとつ紹介していきますので、交換などの参考にしてください。

窓ガラスのビートとは？グレチャン・コーキングとの違いも

先ほども紹介した通り、ビートとは窓ガラスのフチに取り付けてあるゴム部品です。
同じような役割を果たす部品として、グレチャン・コーキングがあります。

ビート

正式名称は、グレイジングビート。
サッシとガラスを固定するためのゴム部品です。

ガラスを固定する機能だけでなく、雨や風の侵入を防ぐ役割も果たしています。
一般的な窓でしたら黒色、浴室でしたら白色のビートが多く使われている傾向です。

窓ガラスの厚さやサッシの形状により、さまざまなサイズが存在します。

グレチャン

正式名称は、グレイジングチャンネル。
ビートと同様にサッシとガラスを固定するための長いゴム状の部品です。

こちらもビートと同じく、サッシメーカーや商品により、さまざまな形状が存在します。

コーキング

外壁などでも使用されている、シリコン製のコーキング材です。
窓枠やガラスに用いる際は、特化したコーキングが販売されています。

サッシなどの形状に合わせて施工できることが特徴で、特殊な窓が取り付けられていることが多いビルやマンションで多く用いられています。

このようにサッシと窓を固定する部品はビート以外にもさまざまです。
次項では、汚くなったビートを交換する方法について紹介します。

ビートの交換方法とは？

ここからは、ビートを自分で交換する際に必要になる工具や部品、具体的な手順を紹介します。
ガラスは繊細ですからケガに気を付けて作業してください。

ビートの交換に必要な工具や部品

必要な工具としては、ドライバー、すべり止めが付いた軍手、カッター、ニッパー、ゴムハンマーです。
必要な部品は、交換用の新しいビート。

ここでポイントになるのがビートの選び方です。
サッシの溝の幅やガラスの厚みを測って、同じ種類をご用意ください。

手順①サッシのネジを外す

サッシの四隅にあるネジのうち、L型になるよう2つのネジを外してください。
そうすることで、サッシをすべて外すことなくガラスを取り外せます。

外したガラスは傷がつかないようにテーブルなどの上に置いておきましょう。
手で簡単にビートが引き抜けるようでしたら、サッシを分解する必要はありません。

手順②古いビートを取り除く

何十年も使い続けているとビートが硬くなりサッシから離れないことがあります。
そういった時はニッパーやドライバー、カッターを使って取り外してください。

せっかくですから、サッシの汚れを掃除しておくことをおすすめします。

手順③新しいビートをはめる

基本的には親指で押し込むだけですが、窓やサッシの種類によっては硬いことがあります。
その際はマイナスドライバーを使用して、少しずつ押し込んでいきましょう。

コツとしては、角の部分に隙間を作らないことです。

業者に依頼したほうが結果的に安かったということにならないよう、しっかりとシミュレーションしてから作業してください。

ビートはどこで売っている？費用相場も

交換用のビートを販売している場所は、ホームセンターとインターネットのショッピングサイトです。
ごく稀にガラス専門店でも売ってくれることがあります。

ホームセンターでは種類が限られていますから、インターネットで購入することをおすすめします。

自分でビートを交換する時の費用相場

ガラスの厚みやサッシの種類で若干異なるのですが、一般的なビートでしたら1Mあたり50円～200円です。
窓ガラス一枚に必要なビートが3M、上下で6Mとなります。

1M200円のビートを使用した場合、6×200＝1,200円、リビングにある窓ガラスすべてを交換する場合は、1,200円×4枚＝4,800円といったところでしょうか。

※家の広さや窓の大きさ、送料の有無などにより費用は上下します。
※ビートを交換する際は実際の長さよりも1、2Mくらい長く注文しておきましょう。

ビートを交換を専門業者に依頼した時の費用相場

ビートの交換をガラス業者などの専門業者に依頼したときの費用相場は、一枚当たり27,500円（部品代・工賃込み）です。
自分でできるようでしたらDIYしたほうがお得ですね。

窓ガラスのビート交換まとめ

窓ガラスのビートは自分で交換したほうがお得になることが分かりました。
ただし、キチンと作業していないとガラスが外れたり雨風が入ってきたりと、危険な目に合うことも。

もし自信がないようでしたら、専門業者に依頼することをおすすめします。