熱割れで窓ガラス修理・交換の保険は適用される？申請手順や注意点も！

もし窓ガラスが熱割れした場合、火災保険が適用できる可能性があります。
交換費用を保険金で補えますので、利用を検討してみるとよいでしょう。

本記事では、以下のポイントについて徹底解説します。

・窓ガラスの熱割れで火災保険が適用できる条件
・火災保険を申請する方法・手順
・火災保険を利用する際の注意点

火災保険を適用できる条件や申請方法のほか、適用する際の注意点をご紹介します。

窓ガラスの熱割れは保険が適用されることも！

窓ガラスの熱割れは、火災保険を適用できる可能性があります。
ただし条件がありますので、しっかり確認しておきましょう。

熱割れで火災保険が適用される条件

熱割れによる窓ガラスの修理・交換に対して、火災保険を適用できる条件は次のとおりです。
破損状態に関わらず、以下の条件を全て満たしている必要があります。

・保険が建物を対象にした契約であること
・予測不可能で突発的な事故であること
・損害が自己負担額以上であること

火災保険の契約が建物を対象にしており、かつ突発的な事故である場合、火災保険を適用可能です。
ただし、損害が自己負担額以上でないといけませんので、免責金額（後述）には注意しましょう。

簡単！火災保険の申請手順

火災保険の申請は決して難しくありません。
ただ、必要書類や手続きなどで迷った時は、業者に相談してみるのもよいでしょう。

保険金を申請する流れ

窓ガラスが熱割れした場合、次の流れで火災保険を申請しましょう。

1.熱割れした証拠や状況をスマホで撮影する
2.窓ガラスの修理・交換業者に相談する
3.見積もりを依頼し、保険会社へ連絡する
4.書類を集めて郵送し、必要に応じて現地調査を受ける
5.審査をおこない、保険金支払いの有無と額が決まる
6.保険金を受け取り、業者へ修理を依頼する

窓ガラスが割れた時は、原因に関わらず証拠の保全が必要です。
状況が分かるようスマホで写真を撮影し、プリントアウトしておきましょう。

撮影が終わったら、窓ガラス修理交換業者へ相談して見積もりを出してもらいます。
その後は保険会社に連絡し、火災保険を申請しましょう。

ただし、保険金の受け取りまでには時間がかかります。
修理費用を捻出できる場合、保険金の支払いが決定したら、すぐ修理するのも手です。

火災保険の申請に必要な書類

火災保険を申請する際は、以下の書類の提出が求められます。

・保険金請求書（保険会社から送付される）
・原因や被害を確認できる証拠書類（スマホの写真など）
・損害額を確認できる書類（見積書など）
・被保険者の証明書類（戸籍謄本など）

保険金請求書だけでなく、さまざまな書類が必要です。
揃える書類で迷った時は、保険会社や業者に聞いてみましょう。

窓ガラスの熱割れで保険を適用する際の注意点

窓ガラスの熱割れは火災保険が適用されますが、必ずしも保険金が支払われるとは限りません。
いくつか注意点もありますので、しっかり押さえておきましょう。

契約内容によっては免責金額がある

火災保険を利用する場合、免責金額に気をつけましょう。

免責金額は、修理・交換などにおいて自己負担が必要な金額のことです。
例えば免責金額が5万円であれば、修理・交換費用のうち5万円は自分で支払う必要があります。

窓ガラスの交換費用が7万円、免責金額が5万円だった場合、火災保険から支払われる保険金は2万円です。
免責金額分が差し引かれますので、修理費用を満額受け取ることはできません。

保険金支払いには時間がかかる

保険金が支払われるまでの時間にも注意しましょう。

火災保険は、申請完了日を含めて30日以内に支払われます。
反対に言えば、保険金を受け取るまでに最長で30日ほど時間がかかります。

すぐ窓ガラスを修理したい場合、いったん修理費用を全額自己負担しなくてはいけません。
申請から受け取りまでにタイムラグがありますので、気になる方は修理業者に相談してみましょう。

保険金が支払われない可能性も

窓ガラスの破損原因が熱割れ以外と判断された場合、保険金が下りない可能性があります。

窓ガラスは経年劣化によって強度が低下することも多く、状態次第では小さな衝撃で割れてしまいます。
なお、火災保険は幅広い損害をカバーできますが、経年劣化など対象外も多いので気をつけましょう。

熱割れした窓ガラスの保険適用まとめ

窓ガラスが熱割れした場合、火災保険が適用される可能性があります。
簡単に申請できますので、窓ガラスの修理・交換業者に相談してみましょう。

ただし、火災保険は免責金額があるほか、支払いまでに時間がかかります。
保険金が下りない可能性もゼロではないため、申請する際は注意が必要です。