チェンジキーってなに？導入するメリットも解説

賃貸物件などに新しい鍵を取り付ける際には、チェンジキーを使うと便利です。

チェンジキーとは、新しい鍵をシリンダーに差し込むだけで、古い鍵が使えなくなり新しい鍵が使えるようになるものです。

チェンジキー対応のシリンダーを導入すれば、そのような簡単な処置で鍵交換できます。

チェンジキーの特徴とは

従来賃貸物件の鍵は、前住人の退去時に新しいものに付け替えなければなりませんでした。

シリンダーを新品交換して、新しい鍵を取り付けるのです。

しかしそのつどの料金はなかなか高価なもので、手間もかかりました。

その点チェンジンキーは革新的です。

シリンダーをチェンジキー対応にしてしまえば、古い鍵から新しい鍵へと差し替えるだけでシリンダーがそれを記憶し、シリンダーの交換なしに鍵の入れ替えができるのです。

新しい鍵に差し替えるだけで鍵交換完了

チェンジキー対応のシリンダーでは、まず、専用の鍵を使って設定をリセットします。

それによって古い鍵が使えなくなります。

それから新しい鍵を入れると、その鍵が次なるものと認識され、交換完了となるのです。

ごくあっさりとした作業で、新しい鍵へ入れ替えることができます。

チェンジキーを採用するメリット

チェンジキーは導入コストこそかかりますが、パフォーマンスは絶大です。

シリンダーの交換が不要となるので、そのつどの費用がかかりません。

鍵交換費用の節約に

一般的なキーシリンダーの交換は、鍵の種類にもよりますが5000円～10000円というところです。

防犯性の高いディンプルキーシリンダーでは、もう少し費用がかかります。

それがチェンジキーを導入すれば、そのつどの鍵の交換費用はかかりません。

住民が入れ替わるたびの鍵交換費用を大いに節約できます。

鍵交換の効率アップ

鍵の交換は、そもそも懇意にしている鍵屋がいればそこまで時間はかからないでしょう。

しかし次の入居者が急ぐ場合には、より早い対応が求められます。

そうなると、チェンジキーはここでも絶大な効果を発揮します。

実に効率よく鍵交換ができるので、時間がかかりません。

立て続けに入居者が入れ替わる春のタイミングでも、ささっと鍵交換が済ませられます。

チェンジキーはどれくらいの費用で導入できる？

一般的なシリンダーとは造りが違うので、チェンジキーはイチから導入し直さなければなりません。

そうなると気になるのが価格ですが、やはり多少は高くなります。

1個20000円程度から

チェンジキーの導入コストは、1個につき20000円～30000円程度です。

それから子鍵を3つほど持つ必要があるので、プラスして12000円ほどの料金がかかります。

一括導入すればいくらかボリュームディスカウントでコストは浮かせられるかもしれません。

しかし1個20000円というところが下限でしょう。

導入コストとパフォーマンスを考える

チェンジキーの採用コストが25000円だとして、コスパはどうかを考えてみます。

従来のシリンダー交換には10000円ほどの費用がかかります。

3年サイクルで人が出ていくとすると、10年でおよそ30000円です。

そう考えると、チェンジキーの25000円も、10年でほとんど元が取れる計算になります。

それが集合住宅で戸数が多く、引っ越しも頻繁な場所柄という事情も考えれば、比較的すぐに回収できる投資といえるでしょう。

コストに対するパフォーマンスは大きいので、導入は現実的なものです。

もちろんチェンジキーへの交換は、住人の承諾を得る必要があり、契約途中ではできないかもしれません。

入れ替わりのタイミングで契約を訂正して、次の時期から導入していきましょう。

まとめ

チェンジキーは手軽に鍵を交換し、効率よく鍵を管理できるシステムです。

長い目で見れば導入費用も元が取れて、鍵の入れ替えも非常に楽になります。

最新の集合住宅ではもはや一般装備となりつつあるものなので、導入が推奨されます。