【開け方大公開】手提げ金庫はこうやって開ける！壊すリスクもご紹介

家庭で使用される金庫の中で、最近注目されているのが手提げ金庫です。
主に3つの種類があり、それぞれ開け方が異なります。

もし自力で開けられなくなった場合は、破錠を検討してください。
この記事では、金庫の開け方と壊し方、金庫を壊すリスクについて説明していきます。

種類別！手提げ金庫の開け方

手提げ金庫の主な種類は、ダイヤル錠・シリンダー錠・テンキー錠の3つです。
意外と解錠が難しいのがダイヤル錠で、正しいやり方を把握していないと開けられません。

ダイヤル錠

ダイヤル錠はダイヤルを回せば開けられると思われがちですが、まずシリンダーキーを鍵穴に差し込む必要があります。
それから設定番号に沿ってダイヤルを回しますが、回し方には一定の法則があります。

例えば、10-20-30-40という設定番号のダイヤルの回し方は次の通りです。

1.右に4回以上回す
まずは10に合わせますが、4回以上回して10で止める必要があります。
1回目でいきなり10のところで止めるだけでは無効です。

2.左に3回回す
今度は右ではなく、左に3回回して20のところで止めてください。

3.右に2回回す
右に2回回して30のところで止めます。

4.左に1回回す
左に1回回して40のところで止めましょう。

5.最後にシリンダーキーを回すと解錠できます。

シリンダー錠

シリンダー錠はダイヤルを回す必要がないので楽です。
玄関やロッカーの錠はシリンダー錠が圧倒的に多く、鍵穴に鍵を差し込んで回せば開きます。

気軽に解錠できるので手提げ金庫の錠として便利ですが、セキュリティ性は低いです。

テンキー錠

まずはシリンダーキーを鍵穴に差し込んでください。
それからテンキーで暗証番号を入力すると、ピピッという音がします。

そして、その状態でシリンダーキーを右に回せば解錠できます。

最終手段！手提げ金庫の壊し方

どのような金庫であっても、解錠できなくなる可能性があるものです。
そんなときは最終手段として、破錠させることも考えてみましょう。

手提げ金庫は自分で壊すことが可能

持ち運びの利便性が重視されている一方で、耐久性は小型の耐火金庫と比較して劣ります。
そのため、バールで無理やりこじ開けることが可能です。

金庫のフタには少し隙間があるので、ここにバールを押し込んでください。
あとは何度かこじることで、少しずつ隙間が広がっていき、やがて開けられるようになります。

バールを使用する以外の壊し方

バール以外の道具を使用しても開けることは困難です。
また、金庫自体に歪みが生じて、さらに開けられなくなるリスクがあります。

そのため、金属製のハンマーで強く叩く、金庫を投げつけるなどの方法は本来好ましくありません。
その一方で、変形しない程度の衝撃を与えると、自動的に解錠されるケースがあります。

そこでバールで無理やりこじ開ける前に、変形しない程度に衝撃を調整しながらハンマーで叩く、床に落下させるなどの方法を試してみる価値があります。

手提げ金庫を壊すことはリスクがつきまとう

手提げ金庫を壊すとなると、買い替えが必要になるのが難点です。
変形した金庫は防犯性が低下するため、基本的に再使用はできません。

買い替えによる費用負担がある

手提げ金庫は安価で、数千円の価格帯の商品が数多く販売されています。
ただし、高性能・高セキュリティ性を追求すると高額になり、中には10万円を超える商品もあります。

いずれにしても、金庫を壊して買い替えとなると、経済的な損失は避けられません。

壊れた金庫を処分するのは有料

手提げタイプの小型金庫であれば、粗大ごみとして捨てられるケースがあります。
粗大ごみシールや処理券を購入して、金庫の見えるところに貼りましょう。

粗大ごみとして捨てられない場合は、地元の不用品回収業者に依頼するのが一般的です。
こちらは自治体を通して処分するより高額になります。

それでも手提げ金庫に関しては、多くが10kg未満と普通の金庫と比べて軽量のため、高くても2,000円程度で回収してくれるはずです。

ひとたび手提げ金庫を壊してしまうと、リサイクルショップやフリマサイトなどに売ることはできません。
壊れた金庫は他人に譲るわけにもいかないので、基本的に自腹で処分するしかないのです。

まとめ

手提げ金庫が開けられない場合は、壊すことも考えてみましょう。
手提げ金庫はそれほど丈夫ではないため、バールを用意すれば自分で壊せます。

ただし、壊すと買い替えや処分費用の負担などのリスクがあるため、金庫にショックを与えて解錠を促す方法から試してみるのもありです。