ダイヤル式の郵便受けが勝手に開けられた…防犯性を高める方法も！

自宅のダイヤル式郵便受けが何者かに開けられてしまうことがあります。
郵便受けに投函されるものには個人情報も含まれるので、手を打たずに放置するのは危険です。

ダイヤル式の郵便受けは、住民の防犯意識が緩みがちなところでもあります。
犯罪被害の原因と対策を知り、常日頃から怠りなく対処しておきましょう。

ダイヤル式の郵便受けが開けられる原因とは？

ダイヤルを回して暗証番号を合わせ開錠するポストを、ダイヤル式郵便受けと言います。
数字は3桁か4桁が一般的です。

ダイヤルの組み合わせは3桁ならば1000通り、4桁なら10000通りもあり、何も知らない第三者が簡単には解錠できるものはありません。
しかし、実際、ダイヤル式郵便受けはよく盗難被害に遭ってしまう設備です。

この理由は、ほとんどの場合、住民の「無対策」によるものです。

施錠していない

ダイヤル式郵便受けは、施錠を怠る人が多いようです。
毎回ダイヤルを操作して解錠するのは面倒臭いので、暗証番号を合わせたまま放置してしまいます。

そういう状況ならば、窃盗犯は一つ一つポストをひねって開けていくだけです。
無対策の家の郵便受けはあっさりと突破して、個人情報を手に入れることができます。

ダイヤル式郵便受けの暗証番号は、面倒でもその都度リセットしなければなりません。

ダイヤル式の郵便受けの番号を忘れた時はどうすれば良い？

人によっては一切施錠する習慣がないために、ダイヤル式郵便受けの暗証番号を忘れてしまうことがあるようです。
暗証番号を忘れてしまった場合には、次の2つの方法のどちらかで解錠できます。

契約書を確認する

賃貸物件の場合、契約書に郵便受けの暗証番号が記載されています。
小さな情報なので見逃してしまいがちですが、よくチェックしてみましょう。

管理会社に連絡を取る

契約書に暗証番号が見当たらない場合は、管理会社に連絡を取りましょう。
分譲マンションでも賃貸物件でも、郵便受けの番号は管理会社が教えてくれます。

本人確認のため、電話で個人情報を伝えた後に教えてもらうことが通常の手順です。
日常生活の中で何かと管理会社に連絡を取る機会はあるので、携帯電話に電話番号を控えておきましょう。

ただし、平日の営業時間外や土日祝はすぐには対応してもらえないこともあります。

郵便受けの防犯性を高めるためにはリセットを一度しよう！

個人情報が含まれた書類や、郵便物を盗られることには、多大なリスクがあります。
郵便受けは簡単に開けられないように、常日頃から対策しておかなければなりません。

ダイヤルのリセットを心がける

盗難被害の最大の原因は、郵便受けの暗証番号を合わせたままにしていることです。
実質の無施錠の状態にしていると、一瞬で窃盗犯に隙を突かれてしまいます。

郵便受けのセキュリティを高めるために、毎回ダイヤルのリセットを行いましょう。
一度合わせた後にダイヤルを少しひねるだけで暗証番号はリセットされます。

重要なときに暗証番号を忘れてしまうのも、なんとも面倒でもどかしいものです。
しかし、毎回リセットする習慣をつけておけば、自然と暗証番号が頭に入ります。

その結果、暗証番号を忘れることもなく、セキュリティも高く保てます。

最近はネットで買ったものを郵便ポストで受け取ることも増えています。
窃盗犯はそのような物も狙っているかもしれません。

被害に遭わないように、開錠したダイヤル式郵便受けのリセットは、常に行いましょう。

まとめ

自宅の鍵を閉め忘れることはなくても、郵便受けの施錠はしない人は少なくないはずです。
犯罪が多様化する現在、郵便受けは、後々大きくなる被害の糸口となるかもしれません。

施錠を習慣化すると共に、個人情報が含まれる書類や荷物は必ず抜き取り、放置しないようにしましょう。