鍵・シリンダーをキレイにする方法とは？掃除の際のNG行動も解説

長年愛用してきた鍵。
ポケットの中で擦れ、雨風にさらされ、いつの間にか黒ずみ、サビついてしまっていませんか？

そんな汚れた鍵では、せっかくの新築の家や高級車も台無しです。
しかし、諦める必要はありません！

そこで本記事では、鍵を簡単にきれいにする方法をご紹介します。
特別な道具や材料は必要ありません。

ご自宅にあるもので、すぐに実践できます。

たった数分で、あなたの鍵は新品のように蘇ります。
気持ちよく使えるだけでなく、防犯対策にも効果的です。

ぜひ、今すぐ試してみてください！

鍵・シリンダーが錆びる・汚くなる原因とは？

私たちの日常生活に鍵やシリンダーは欠かせません。
しかし、使用しているうちに気づいたら錆びていたり、汚れが目立ったりすることがあります。

その主な原因の「もらいサビ」と「酸化」について詳しく解説します。

もらいサビ

「もらいサビ」とは、文字通り他の錆びた物から錆が移る現象です。
鍵やシリンダー自体が直接錆びていなくても、錆びた鍵穴や他の金属部品との接触により、錆の粒子が移動することで発生します。

この過程で、鍵やシリンダー表面の微細な傷が錆の「種」となり、時間が経つにつれて広がるのです。

酸化

酸化は、金属が酸素と反応して錆びる現象です。
特に湿度が高い場所や、塩分を含む環境（例えば、海辺の家や雪国での融雪剤の影響）では、鍵やシリンダーの酸化が促進されやすくなります。

酸化は、微細な隙間や内部にまで進行する可能性があり、鍵の動作不良の原因となり得ます。
酸化を防ぐためには、鍵やシリンダーを適切にメンテナンスし、定期的な清掃と保護が重要です。

鍵・シリンダーをキレイにする方法とは

鍵やシリンダーを長持ちさせるためには、定期的なお手入れが必要です。
ここでは、鍵・シリンダーをきれいに保つコツをご紹介します。

錆落とし

錆びは鍵やシリンダーの大敵です。
初期段階の錆なら、専用の錆落とし剤を使用して除去することが可能です。

市販の錆落とし剤を柔らかい布に少量つけ、軽くこするだけで錆を落とすことができます。

クエン酸を利用する

次は、クエン酸を利用する方法です。
少量のクエン酸を水に溶かして作った液に、鍵を数時間浸すことで錆を落とすことができます。

この方法は、特に細かな部分の錆び落としに有効です。
使用後は、水でしっかりと洗い流し、乾燥させてください。

お酢を利用する

お酢にも酸が含まれており、クエン酸同様に錆落としに効果的です。
お酢に鍵を浸しておくことで、錆を柔らかくし、布やブラシで落としやすくなります。

ただし、お酢の酸が強すぎると金属を傷めることがあるため、使用時間には注意が必要です。

ブラッシングを行う

鍵やシリンダー表面の汚れや軽度の錆は、柔らかいブラシや古い歯ブラシを使って優しくブラッシングすることで取り除くことができます。
ブラッシングは、鍵やシリンダーを傷つけることなく、汚れを効果的に落とすことができます。

鍵・シリンダーをキレイにする際のNG行動

鍵やシリンダーのお手入れは、正しい方法で行うことが非常に重要です。
しかし、よかれと思って行ったメンテナンスが、逆に鍵やシリンダーを傷めてしまうこともあります。

ここでは、特に避けるべき3つのNG行動について解説します。

重曹を利用する

重曹は、その万能さで知られる掃除の味方ですが、鍵やシリンダーの掃除には使用してはいけません。
なぜなら、重曹の粒子が細かい隙間に入り込み、取り除くのが難しくなるためです。

これが原因で、鍵の回りが悪くなったり、シリンダー内部が傷んだりすることがあるのです。

潤滑油を使う

潤滑油は、動きが悪くなった鍵やシリンダーに一時的な改善をもたらすことがあります。
しかし、これは一時しのぎに過ぎず、長期的にはむしろ問題を悪化させることがあります。

潤滑油がほこりや汚れを引き寄せ、それらが固まってしまい、シリンダー内部の動きをさらに悪くするからです。

塩素系漂白剤を使う

塩素系漂白剤は、強力な洗浄力がありますが、鍵やシリンダーの掃除には使用してはいけません。
塩素は金属を腐食させる性質があり、使用することで鍵やシリンダーがダメージを受ける原因となります。

特に、精密な機構を持つシリンダーには、塩素系の使用は避けるべきです。

鍵やシリンダーの汚れが目立ってきたら定期的に掃除することがベスト！

鍵やシリンダーは長年使用していると、汚れが蓄積していきます。
鍵やシリンダーはさまざまな方法で汚れを落とすことができるので、自分に合った方法で試してみましょう。