もう古い！？シリンダーキーからディンプルキーへ交換するメリット

最近、マンションの玄関ドアでよく見かけるようになったディンプルキー。
従来のギザギザした鍵とは異なり、まるで暗号のような複雑な形状をしたこの鍵は、実は防犯性において圧倒的な性能を誇っているのです。

そこで、シリンダーキーとディンプルキーの違いや作成費用や導入する際の注意点などについて、以下の内容に絞ってご紹介していきます。

・ディンプルキーとシリンダーキーの違いとは？
・ディンプルキーの合鍵を作成する際にかかる費用はどれくらい？
・ディンプルキーを導入するにあたっての注意点

上記の内容を押さえて、自宅の防犯レベルを引き上げましょう。

ディンプルキーとシリンダーキーの違いとは？

ここではディンプルキーとシリンダーキーの違いについてご紹介していきます。
ここではまずシリンダーキーとディンプルキーの違いについて説明していきます。

シリンダーキー

シリンダーキーはオフィスビルなどでよく使用されている一般的な鍵です。
ギザギザが両面についており、鍵を差し込むことで中のシリンダーが開錠される仕組みです。

作成も安価でおこなうこともでき、流通も多いことも特徴となっています。
デメリットとしては、合鍵などの作成がどこでもできて簡単であるため防犯性能が低いことです。

ディンプルキー

鍵に丸いくぼみがたくさんあることが特徴のディンプルキー。
シリンダー内に様々なピンがあることが特徴で、シリンダーキーと比べて格段に複雑な作りです。

そのため防犯性能が非常に高くなっています。
高い防犯性能があるため近年住宅での採用がとても高くなっています。

一方でデメリットとしては作成がどこでもできなかったり、デリケートなために傷が少しでもついてしまうと使えなくなってしまうことです。

ディンプルキーの合鍵を作成する際にかかる費用はどれくらい？

ディンプルキーの合鍵を作成する場合はどのくらいの費用がかかるのでしょう。

メーカーに依頼した場合

ディンプルキーの発行しているメーカーに依頼をした場合の金額は、3000円程度が相場です。
かかる時間は2週間程度になってきます。

金額も比較的安価で安価で良心的ですが、メーカー対応になると時間がかかってしまいます。
時間がかかっても確実な対応を希望するのであれば、メーカー対応をすると良いでしょう。

鍵の専門店に依頼した場合

一方で鍵の専門業者に依頼した場合は、5000円程度の費用がかかってきます。
メーカーではないので、どうしても作成のための費用がかかってきてしまいます。

ただし、1時間以内で作成可能ですので、急ぎであれば有効な手段でしょう。

ディンプルキーを導入するにあたっての注意点

ディンプルキーは防犯性を高める上で、導入することは非常に有効でしょう。
しかし、ディンプルキーを導入する上で、いくつか注意することがあります。

そこで、ここからはディンプルキーを導入するに当たっての注意点について紹介します。

他の鍵に比べて販売価格が高い

精巧な作りですので、どうしても他の鍵に比べて販売価格が高くなってしまいます。
一般的なピンシリンダーキーの販売価格は1本あたり1,000円〜2,000円程度ですが、ディンプルキーだと1本あたり3,000円〜5,000円程度です。

そのため、一般的なシリンダーキーよりも販売価格が高めに設定されていることがほとんどです。

合鍵を作成するのに時間がかかる

合鍵作成のための時間がシリンダーキーなどに比べてかかってしまいます。
メーカーに依頼すれば、長いと1ヶ月程度の時間を要することも。

金額は高くなってしまいますが、近くの鍵の修理業者に依頼すればすぐに作成することはできるでしょう。

傷や摩耗で使用できなくなる

デリケートな作りであることも特徴なのが、ディンプルキーです。
数ミリの摩耗や傷がついてしまっただけでも、鍵が開かなくなってしまう恐れもあります。

そのため、鍵の交換頻度が早まるリスクも。
しかし、ディンプルキーの導入は防犯性能が高まることが期待できるので、導入することはおすすめです。

ディンプルキーとシリンダーキーは大きく異なる！

ディンプルキーとシリンダーキーの違いについてご紹介してきました。
防犯上に有効な鍵ですが、作成費用やデリケートであることには注意が必要です。

ここで紹介した内容を理解したうえで、是非ディンプルキーを導入してみてください。